Semrush(セムラッシュ)の競合分析機能を徹底解説!無料で使える方法もご紹介【画像付き】
Semrushの競合分析機能をご存知ですか?激化するデジタル競争の中で成功するには、ただ闇雲にSEOを強化するだけでは勝ち残れません。競合がどのような施策でトラフィックを得ているか、自社サイトとの違いは何なのか、そうした要素を分析し、強みを見つけることが勝利への鍵になります。そしてここで頼れるツールがSemrushの競合分析機能です。
Semrushの競合分析機能を活用すると、ライバル企業の検索順位やキーワードの動向、トラフィックの流入源、さらにはバックリンクの質まで、徹底的にデータを掘り下げることができます。この機能では競合の裏側を知り、自社のSEO戦略を一歩先へと押し上げるために必要不可欠なインサイトを提供してくれます。
この記事では、Semrushの競合分析機能を使いこなすための具体的な方法と、結果を出すためのテクニックをお伝えします。自社の成長を加速させ、市場のリーダーを目指すための最初の一歩として、この競合分析を活用してみませんか?
Semrush(セムラッシュ)とは
Semrushは、デジタルマーケティングに欠かせないオールインワンツールです。SEO最適化から広告、SNS分析、コンテンツマーケティング、競合の調査まで、マーケティング戦略に必要なすべての情報をひとつのプラットフォームで提供します。
競合との差別化を図りながら、ターゲットオーディエンスへのリーチを効果的に高め、オンラインでのプレゼンスを強化できるので、マーケターに必須のツールです。
Semrush(セムラッシュ)の競合分析機能とは
Semrushは分析したい競合ドメインを入力するだけで競合分析をしてくれます。主な機能は以下の6つです。
- ドメイン概要
- トラフィック分析
- オーガニック検索分析
- キーワード比較
- 被リンク比較
以下で1つずつ説明していきます。
ドメイン概要

この機能では、入力した競合サイトの概要を知ることできます。例えばオーガニック流入数、広告トラフィック、被リンク数ドメインの成長傾向、市場内のポジショニング、キーワードなどなど。
ドメインは1つのレポートで最大5つまで設定して、各指標を比較できます。自社の市場にいるキープレイヤーがどのようなキーワードでユーザーを獲得しているか、成長しているサイトはどのような特徴があるのか、どこから被リンクを獲得しているのか分析できます。

その他にも
- オーガニック検索キーワード順位の分布
- タイプ別(情報目的、ナビゲート目的、商用など)キーワード数
- 競合他社サイト
- 広告検索キーワード・順位
- 広告見出し・本文
などなど。この機能だけでも競合のかなり詳細を把握できますよね。
レポートはエクセルやCSV、PDFで簡単にエクスポートできます。
トラフィック分析
これ以降はドメイン概要をさらに深掘りした機能です。トラフィック分析では、競合サイトの流入について詳細がわかるようになります。
主な指標としてはこちら。
- セッション
- ユニークユーザー
- コンバージョン(追加購入が必要)
- ページ/セッション
- 平均滞在時間
- 直帰率

さらにSemrushの競合分析では、競合サイトのオーガニック、検索連動型広告、リファラー、オーガニックソーシャル、ソーシャル広告、Eメール、ディスプレイ広告といったチャネル別の流入数も表示されます。

その他トラフィックジャーニーの項目では、競合サイトへの流入元と流入先を確認できます。分布では国別のアクセス数がグラフ化されています。
オーガニック検索分析
概要ではキーワード数、トラフィック数、トラフィックの費用などがわかります。
グラフで表示されるので、いつ頃から競合サイトへのトラフィック数が増えてきたのか、上位表示が増えてきたのかが一目瞭然です。

さらにキーワード別に検索目的タイプ、検索順位、トラフィック数などがわかります。
検索目的とは、ユーザーがどのような目的で検索しているか、という目的別にキーワードを集計しています。分類は以下の4つです。
- 情報提供:ユーザーは情報を見つけたい
- ナビゲーショナル:ユーザーは特定のサイトやページを見つけたい
- コマーシャル:ユーザーはブランド、製品、サービスを調査したい
- トランザクショナル:ユーザーはアクションを完了させたい(例:購入をする)

さらに競合のSERP機能の実績も丸わかりです。SERP機能とは、Googleなどで検索したときに表示される、通常のリンク以外の検索結果ページの情報表示機能です。(下の赤枠部分など)

SERP機能には様々なパターンがあり、どのような検索ワードで、どのような表示形式で競合サイトが表示されているのか確認できます。
これを参考に記事の改善をすれば、表示順位やインプレッションがかなりあがりそうです。

キーワード比較
Semrush(セムラッシュ)のキーワード比較機能では、最大5つのドメインと自社サイトのキーワード戦略を可視化できます。

競合サイトを比較して、
- 共通しているキーワード
- 競合が検索上位、自社が下位のキーワード
- 自社が検索上位、競合が下位のキーワード
- 競合に負けているキーワード
- 競合に買っているキーワード
などかなり詳細に知ることができます。
キーワードのグラフと表はエクセルまたはCSVファイルとしてダウンロードできます。
被リンク比較
この機能は、キーワード比較のように自社と他社の被リンクを一覧化することができます。例えば競合サイトにトラフィックを多く送っている被リンク元に対して、自社サイトのリンクを貼ってもらったり、インセンティブを与えてページ上位に掲載してもらうなど、様々な対策を練ることができます。
これもエクセルなどでエクスポートできるので、自社が獲得できていないサイトをリスト化して、アタックリストとして活用できます。
Semrushの競合分析機能を無料で使うには
Semrushでは14日の無料トライアルを提供しています。この無料トライアル期間では、主要な機能のほとんどを無料で使うことができます。
無料トライアルで使える機能やステップはこちらから。
まとめ
以上、Semrushの競合分析機能を活用する方法を紹介しました。競合サイトのSEO戦略やキーワード、被リンクを把握し、自サイトの改善ポイントを見つけ出すことは、検索順位の向上において重要なステップです。今後のマーケティング施策を強化するために、ぜひSemrushを活用してみてください。